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脳腫瘍の闘病記3:耳鼻科検診2回目編

  • 執筆者の写真: 海空PF
    海空PF
  • 2023年6月19日
  • 読了時間: 2分

MRI検査の後、MRIのスタッフさんから急遽耳鼻科のドクターの2回目の診断を受けるよう指示されたので、1時間ほど待って耳鼻科ドクターの診断を受けました。


MRIの撮影データはすでに診療室で表示可能になっており、耳鼻科のドクターはMRIの撮影データを参照しながら

「聴神経腫瘍の疑いが強いです」

「腫瘍が大きいのでMRIのスタッフが急遽診断をした方がよいと連絡してきました」

「3.5cmとかなり大きいです」

「聴神経腫瘍に関しては耳鼻科ではなく脳外科で治療をすることになります」

「この大きさだと放射線治療ではなく頭部の耳の後ろあたりを開いて腫瘍を抽出することになるでしょう」

「わたしから脳外科の医師に聴神経腫瘍が発見されたことを連絡し、診療の予約を入れます。いつがいいですか」

と説明を受けました。

自分の頭部の断層画像には大きな腫瘍が白く表示されており、周囲の脳(具体的には小脳)を圧迫し始めている様子が映し出されていました。

まさか自分の頭に腫瘍があり、それが大きいとは思っていなかったので驚くとともに恐怖しました。

自分は今まで大きい病気も入院もしたことがないので、腫瘍の摘出手術を受けなければならない状況にがっくりきました。そして、長期間、耳鳴りを放置してきた自分の愚かさを後悔しました。

「脳外科の予約は予約可能な最先の日にしてください」と自分は回答しました。


脳外科の診療の予約日はこのMRI検査の日の1週間後になりました。

同じ病院の医師の紹介があるので、1週間後に脳外科を予約することができましたが、本来はもっと後にならないと予約が入らなかったんじゃないかと思います。

さらに、より詳細な聴力検査と平衡感覚の検査、その検査結果に基づく耳鼻科の診療の予約を2週間後に入れました。


このMRI検査の日、自宅に帰って実家の家族に自分が聴神経腫瘍であること、これから脳外科の診察を受けること、おそらく手術をする必要があることを伝えました。

仕事を退職してやりたいことがたくさんあるのに、それらが実行できないことが無念で悔しかったです。


腫瘍を意識したこの日から、自分はだるさ、軽いふらつき、右耳の軽い痛みを自覚し始めます。

気のせいだと思い込むことで抑えていた体調の悪さが、腫瘍を確認したことで、リアリティを持ち始めたのだと思います。


(つづく)


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