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米国CPI後の株価上昇、仮想通貨の下落、JDIの決算

  • 執筆者の写真: 海空PF
    海空PF
  • 2022年11月12日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年11月12日

今日は3つの話題に振れたいと思います。


<1:米国CPI>

米国CPIがインフレが抑制されていることを示し、株高、円高、金利低下が急速に進みました。

株が上がってもドルが下がったり、ヘッジの先物売りがマイナスになったりで、自分のポジションの評価額はあまり変化していません。

どちらかというと先物売りを決済したいので、できれば一度大きく下がってほしいなと思っています。


インフレが抑制されたと言っても、物価の上昇にブレーキがかかっただけで物価が下がったわけではありません。加えて、米国ではレイオフが進んでおり、消費者の借金が増えています。これから来年にかけて厳しい経済環境になると予想しています。


<2:仮想通貨の下落>

現在、仮想通貨が下落しています。米国の大手仮想通貨取引所を運営するFTXが破綻しました。

FTXのCEOは時代の寵児ともてはやされたサム・バンクマン・フリードですが、今後顧客の資金をしっかり保全していたのか、返却できるのか、不当な流用をしていなかったか、問題になりそうです。もしかしたら刑事事件になるかもしれません。

自分に権限があるため関係者に理解されない不当な資金管理をする経営者がいます。

企業経営には自分の欲望にブレーキをかける最低限の誠実さが必要ですね。


<3:ジャパンディスプレイの四半期決算>

ジャパンディスプレイの四半期決算が11月10日に発表されました。

ジャパンディスプレイは主にいちごトラストとINCJ(旧産業革新機構)から投資・融資を受けています。

決算の内容は売上低下、赤字増加、借入増、下方修正とさんざんでした。

ジャパンディスプレイのCEOはいちごトラストのスコット・キャロンですが、なかなか苦戦しておりイグジットが難しい状況です。ジャパンディスプレイは債務超過にいたるたびに増資・融資をしてきましたが、このままだと2、3年後に再度債務超過になるかもしれません。その際に増資・融資に応じる人がいなければ破綻となる可能性がありますね。

現在は、INCJが資金の回収に入っていて、ジャパンディスプレイはいちごトラストから資金を借り入れてINCJに借金を返している状態です。どのような条件(利率など)でいちごトラストから資金を借り入れているかはわかりませんが、貸し手と借り手のCEOが同一人物なので注意が必要ではないでしょうか。


自分はジャパンディスプレイには投資していませんが、企業再生の観点から注目しています。


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