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決戦!株主総会:書籍紹介

  • 執筆者の写真: 海空PF
    海空PF
  • 2022年8月7日
  • 読了時間: 1分

「決戦!株主総会」秋場大輔著

副題は「LIXIL死闘の8か月」

LIXILの内部抗争を描いたドキュメントです。


プロ経営者(モノタロウ創業者)でCEOの瀬戸氏と創業者一族の一部である潮田氏との抗争を描いています。

LIXILはトステムとINAXとが合併してできた会社です。

潮田氏はトステム側の創業者一族で保有するLIXIL株は3%。

3%と少ない株数なのに会社を私物化するため、瀬戸氏やINAL側の創業者一族が立ち上がりました。


無能な創業者一族が私物化する会社は悲劇です。

現在もフジテックが投資ファンドのオアシスに叩かれています。

創業者一族に多くの株式を抑えられているとそれを正すことは困難です。

そういう会社からは優秀な社員は流出するので結局利益にはなりませんが、能力の低い創業者一族はそのことに気づかず「自分たちはうまくやれる」と思い込み、会社は衰退していきます。


CEOだった瀬戸氏は一度解任されますがその後奮闘し株主総会での投票の結果CEOに再任されます。

その後の株価は上昇していますので、LIXILにとっても株主にとってもよい結果になったのではないでしょうか。




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