海外大型M&A失敗の内幕:書籍のご紹介
- 海空PF
- 2022年2月16日
- 読了時間: 1分
更新日:2022年4月25日
日本企業としては成長するためにより広いマーケットを求めて海外への進出を試みる必要があります。
そのための有効な手法に海外の企業を買収することがあります。M&Aは企業のリソースと事業を成長させるための時間を買っているといえます。
しかしながら、日本企業が海外の企業を買収したり、日本企業が海外の企業の部門を継承した場合の失敗が目につきます。
自分の記憶にある失敗例だけでも、
1:東芝によるウエスティングハウス(米国)の買収
2:第一三共によるランバクシー(インド)の買収
3:野村証券によるリーマンブラザーズの特定部門の継承
4:キリンによるスキンカリオール(ブラジル)の買収
などがあります。
これらの企業の株主さんにとっては「こんなM&Aで失敗するくらいなら自社株買いでもしれくれよ(/_;)」といいたい結果になりました。
そもそも買収したいくらいによい会社であればその国の企業が真っ先に買収すると思いますので、日本の企業に売るときは何か訳がありそうです。
習慣や言葉の違い、被買収企業の人材の流出を乗り越えてM&Aを成功させることは、ハードルが高そうです。

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