国内のゾンビ企業の増加
- 海空PF
- 2023年1月22日
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借金の利払いが3年連続で事業利益を上回り、設立から10年以上経過している企業を「ゾンビ企業」といいます。
本来存続できないのですが、金融支援で生き延びている状態です。
このゾンビ企業の数が2年連続で増加しており、2021年度は帝国データバンクが集計したところ比率で12.9%となっているそうです。
仕事しても赤字どころか借金の金利分も利益がでないのは悲しすぎますね。
しかし比率で12.9%ということは10社に1社以上はゾンビ企業ということになります。
コロナ関連の補助金もそろそろ打ち止めになり回収が始まる時期ですし、これから中小企業の倒産が増えそうです。大企業は賃金上昇の話もありますが、中小企業は生き残りに必死でなかなか人件費を上げる余裕はなさそうです。
最近は日本もインフレになっており金利が上がるのではないかと予想されていますが、金利が上がると倒産する企業が増えるので、日銀は金利を上げることができません。
日銀はインフレと中小企業の倒産との板挟みにあっています。
米国はもっとひどい状況かもしれませんね。

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