プロスペクト理論
- 海空PF
- 2022年3月16日
- 読了時間: 1分
更新日:2022年4月25日
本日の米国3指数はダウ+1.82%、S&P+2.14%、ナスダック+2.92%と大きく上昇しました。
と言っても年初からは相当下がっておりまだまだ安心はできません。年初から下落した分の半値戻しをしてやっと安心できるかなぁぐらいに考えています。
プロスペクト理論は、行動経済学の分野で基礎となる理論です。プロスペクト理論は「人の反応は、確率に対して線形ではないこと」「人の価値の大きさは金額に比例しないこと」などを説明します。
よく使われる例として以下のようなものがあります。
1:「必ず100万円もらえる」と「1/2の確率で200万円もらえる」という2つの選択肢は、期待値は同じだが、多くの人が前者を選択する。
2:人は+100万を得る喜びよりも-100万で受けるストレスの方が大きい。
3:給料(利益)が2倍になると、喜びは2倍にはならず、2倍弱(1.6倍ぐらい)になる。
4:人は将来得られる利益よりも今すぐ得られる利益の方を過大に評価する。
これらのずれがビジネスや投資の結果に悪影響を与え、赤字を脱却できなかったり投資で損失を出す原因になります。
心理的バイアスを取り除いて合理的に行動することが大事なのですが、感情に反する行動をしなければならないこともあり、なかなか難しいですよね。

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