ブラックストーン・ウェイ:書籍のご紹介
- 海空PF
- 2022年2月26日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年2月26日
先日ブラックストーンが東芝を買収するかも、という報道がありました。
ちょうどブラックストーンに関する書籍を読了しましたので紹介します。
本書「ブラックストーン・ウェイ」は投資会社であるブラックストーンの創業者スティーブ・シュワルツマンの自伝です。
スティーブ・シュワルツマンの学生時代、リーマンブラザーズ勤務時代、苦悩のブラックストーン創業期、拡大期、IPO、そしてリーマンショック、と進んでいきます。
ブラックストーンは、バイアウトファンドの運用が主な事業ですが、不動産の売買なども行います。
バイアウトとは、価値が低くなっている企業を買収し、その後売却又は上場させることで巨額の運用益を稼ぎだす投資です。
停滞している企業の価値を大幅に上昇させることは簡単ではありません。
なかなか利益が上がらず従業員の給料も上がらない私の勤務先も、ブラックストーンに買収されると、利益率が急上昇するかもしれないと想像します。
勢いのある米国の会社は、ほぼすべて優秀な人材の確保に貪欲です。ブラックストーンも「10点満点の人材の採用を目指している」そうです。
本書後半は、著者であるシュワルツマン氏が慈善団体に寄付してますアピールとなり、かなり退屈です。
私は、ブラックストーンという会社に注目しています。日本の証券会社で取り扱っていない米国株ですので、買いたいけど買えなかった銘柄です。
東芝の買収のうわさはどうなりますでしょうか。

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