ネットショップのジレンマ
- 海空PF
- 2022年2月23日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年4月25日
本日の米国3指数はいずれも下落でした。
コロナ禍の中でShopify(米国)やBASE(日本)などのネットショップ用プラットフォームの競争が激しくなっています。ユーザ数を増やしてネットワーク効果を発揮したいため各社広告宣伝に力を入れています。
「ネットショップは、リアルの店舗と比べて、テナント代(場所代)及び人件費を削減できますので、価格を低く設定することができて有利になる」と思いがちですが、実際は、宅配代がかかりますのでそれほど有利ではありません。
また、ネットショップ用プラットフォームを使用すると、このプラットフォームに支払う手数料が必要になります。
さらに、クレジットカード会社に対する決済手数料も必要になります。
ネットショップで販売する商品の単価が安い場合には、原価に上乗せするこれらの費用の割合が大きくなり、商品が結構な値段になってリアルの店舗に対して価格競争力を持てなくなります。
例えば雑貨はリアルの店舗でそこそこのデザインの商品がネットショップよりも低い価格で売っていますので、ネットショップを使って販売数を増やすことがなかなか難しいです。
ネットショップで売るなら上記の諸費用の割合が小さくなるような高額の商品とした方がよいですが、高額の商品をネットショップで売るには購入者に安心感を与えるブランド力が必要になります。
何事もブランド力と信用が大事ですね。
今回もご閲覧ありがとうございました。

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