テーパリングとマネタリーベース
- 海空PF
- 2022年1月10日
- 読了時間: 1分
現在の米国株下落の原因はテーパリングの加速が予測されるためと報道されています。
テーパリングとは、中央銀行(米国のFRB)による量的緩和政策の段階的な縮小を意味します。
言い換えれば、テーパリングは、マネタリーベースの供給拡大を減速し、時間をかけて停止する作業です。
ここで、マネタリーベースとは、中央銀行が市中銀行に直接供給する貨幣です。
マネタリーベースは、市中の流通現金と日銀当座預金の和で定義されます。市中の流通現金には、金融機関の保有する現金も含みます。
米国が量的緩和を縮小し利上げをし、日本が量的緩和を維持すると、円安の原因となります。
米国のテーパリングの加速を理由に株価の下落がどこまで続くか、および、セオリーにそって円安になるか、観察しましょう。
今回は経済の勉強回でした。

Comments