グレイス粉飾決算
- 海空PF
- 2022年1月17日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年2月24日
グレイステクノロジーが粉飾決算の説明資料を公開しました。
グレイステクノロジーはマニュアル制作会社です。
偽りの好決算に支えられて上場してから株価は上昇していました。
最近流行りのクラウド化を進めています。
自分も株式を保有していました。
昨年会長が亡くなって株価が大きく下落しましたが、その時は「会長が亡くなっても事業がしっかりしていればそのうち反発するだろう」と思い、下がりつつあるところを少し買い増しまでしてしまいました(>_<)。
その後すぐにグレイステクノロジーの粉飾決算が発表され、自分は昨年損失を確定しました。
資料によると粉飾は2016年3月期から始まっています。架空の売り上げを計上しており、その額は年々増加しています。
2021年3月期には売上18億1225万円のうち半分以上の9億9428万円が架空の売り上げでした。
まるで黒木亮氏の小説「カラ売り屋」シリーズのような話です。次はグレイステクノロジーが小説のモデルになるかもしれません。
グレイステクノロジーは赤字だったわけではありませんし自己資本も余裕がありました。それなのに粉飾してまで業績を良く見せようとしたのは経営者の弱さと不誠実さが原因と思います。
財務諸表をしっかりみれば粉飾を見抜けたという意見もあります。粉飾が見抜けなかったのは自分の甘さではありますが、「会計士ちゃんと仕事してよ~」とも思うんですよね…。

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