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JOLEDが民事再生法を申請

JOLEDはソニーとパナソニックの有機EL部門を統合して設立された会社ですが、この度民事再生法を申請することになりました。JOLEDにはINCJ(旧産業革新機構)も関わっています。INCJは近いうちに解散になりますので、支援を打ち切ったのでしょう。


大企業から調子のよくない事業を切り離してまとめたとしても、簡単には再生できないですよね。特に中韓台との競争になる製造業は逆転するのがむずかしそうです。儲かっている会社はどんどん設備投資をし、人材を確保して先へ進み、新規投資や人材確保に苦戦している会社との差が広がります。資本主義は弱肉強食です。


JOLEDは単独での再生ではなく、どこかの支援を受けるか、合併されると思います。単独でサムスンなどのディスプレイメーカーと競合するのはなかなか難しいでしょう。


ジャパンディスプレイもJOLEDと同様の経緯で設立されていますが、こちらも苦戦しており、INCJは撤退しました。ジャパンディスプレイはいちごトラストが強力に支援していますが、無限に支援できるわけではないのでこのままではどこかで臨界を迎えます、ジャパンディスプレイがここからどう持ち直すか、又は、JOLEDと同じ道を歩むのか、注目しています。


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