FOMC通過とランダムウォーク理論:書籍のご紹介
- 海空PF
- 2022年1月27日
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更新日:2022年2月23日
本日はFOMCでした。3月利上げとバランスシートの縮小の方向が示されたようで、米国3指数は上げて始まっていましたが、FOMCの声明発表後に下げ、終わってみればダウ-0.38%、S&P-0.15、ナスダック+0.02%となりました。
バランスシートとは貸借対照表です。FOMCにおけるバランスシートの縮小は、債券購入等により市中に供給していた資金を元に戻すことを意味します。
経済学ではランダムウォーク理論というものがあります。マーケットの値動きは予測できないので乱数とみなして確率統計の手法を用いて分析するものです。このランダムウォーク理論は数学の各種理論をツールとして使えるようになるのでとても便利です。
しかしながら、マーケットの値動きは決してランダムではなくて、今みたいに弱気になれば弱気が継続しますし、昨年みたいに強気になれば強気が継続します。
ランダムと思うと結構判断を誤りますので気を付けたいですね。「3回下がったから次は上がるだろう」というようなコイン投げのような判断は危険です。
この辺りの話では「最強ヘッジファンドLTCMの興亡」という本が最高に面白いので、近いうちに当ブログで取り上げたいと思います。

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