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脳腫瘍の闘病記4:脳外科診療1回目編

耳鼻科から脳外科を紹介され、1週間後に脳外科の診療を受けました。

1週間で脳外科の診療を受けれたのは耳鼻科の医師が手配してくれたからで迅速な対応に感謝しました。


脳外科の診療室に入ると脳外科の医師はディスプレイに映ったMRI画像を観察しながら説明を始めました。

「耳鼻科の医師から聴神経腫瘍の疑いがあると聞いています。MRI画像を見たところ私も聴神経腫瘍と考えます。聴神経腫瘍の治療法は主に放射線治療と手術による摘出がありますが、○○さんの腫瘍は3.5㎝を超えますので摘出手術をする必要があります。このままだと腫瘍が小脳を圧迫し、麻痺などの症状がでる可能性があります。摘出する方向でよろしいですか」

耳鼻科の医師からも同様の説明を受けていたので

「はい。手術での摘出でお願いします」

と自分は回答しました。自分の体に大きな傷をつける手術はできれば避けたかったですが、MRIの画像に腫瘍が小脳を圧迫し始めている状況が現れており、とにかく早く治療をする必要性を感じていました。

「仕事の調整は大丈夫ですか?」と医師に聞かれました。

「フリーランスなので自分で調整できます。できれば治療を優先させたいと考えています」と回答しました。

「まず、2泊3日で検査入院をしてもらいます。この検査入院で様々な検査や撮影をします。例えば撮影剤を血管に投与して脳の血管の状態などを撮影します。1週後、2週後、3週後のどこかでいかがですか?」

いきなり来週入院はちょっと急すぎるかな、と自分は思い「2週後でお願いします」と一旦医師へ回答しました。しかし、先延ばしにすると外乱要因も増えると考え直し、「すみません。やっぱり来週でお願いします」と訂正しました。

医師からは「分かりました。来週で予約を入れます。この後、医療事務のスタッフから入院の説明をしますので入院受付へ行ってください」と言われ、その日の診療は終了しました。


診療の後、入院の説明(必要な物品、契約書のサイン、当日何時に来院するかなど)をスタッフさんにしてもらいました。帰宅してからは家族に来週早々に検査入院をすることを伝えました。


この時点で初めて耳鼻科を受信してから3週間が経過していました。今後のスケジュールは、3日後に耳鼻科で聴力と平衡感覚の調査、1週後に脳の検査入院となりました。


(つづく)


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