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脳腫瘍の闘病記1:耳鼻科初診編

更新日:2023年6月19日

自分は日ごろから健康には気を付けているつもりでした。

一人暮らしですが、栄養のバランスに気を使い、適度に運動もしていました。


5年ほど前、朝起きると右耳で耳鳴りがしていました。耳鳴りは以前から疲れたときにときどき発生していましたが1週間ほどすると自然に消えていたため、自分で勝手に疲れが原因と思い込んでいました。

この時も「またか。疲れてるなぁ。まぁ1週間ぐらいで治まるだろう」という感想でした。


しかしながら、この時の耳鳴りは長く続きます。放置しているうちにコロナ禍となり、病院がひっ迫しているニュースが流れます。

「コロナが収まって自分の仕事の区切りがよくなったら病院に行ってみよう」と思っていましたが、コロナ禍も自分の仕事もなかなか落ち着くことはなく、放置の期間が長くなりました。


そして、今年の2月末に自分が前職を退職し、フリーランスになりました。

仕事もコロナも落ち着き、平日に病院に行きやすくなり、退職から1月ほど経ったときに都内の総合病院の耳鼻科に行きました。


初回の診察で問診票に「4、5年前から耳鳴りがする」と記載しました。

問診票を記載した後に聴力検査を行いました。

そして、聴力検査の後、耳鼻科のドクターの診察を受けました。診察では、聴力検査の結果、右耳の聴力が落ちていることを伝えられました。その時は、「耳鳴りがしているから聴力の低下はあたりまえだよな。耳鳴りが治まれば聴力も復活するだろう」「きっと薬を処方してもらって終わりかな」と自分で勝手に考えていました。

耳鼻科のドクターは、「いつからですか」「どのような症状ですか」「他の病院で診察を受けていますか」などを尋ね、自分は「4、5年前からです」「耳鳴りで聞こえづらい感じです」「他の病院にはいっていません」と回答しました。


耳鼻科のドクターは、診療室の壁に掛けられている耳の断面図を差しながら「耳鳴りは、この聴神経にできている腫瘍が原因の場合があります」「腫瘍が大きい場合は手術で摘出し、小さい場合は放射線で治療します」「脳腫瘍の一種ですがほぼ良性です」「腫瘍の有無を調べるためにMRIを撮りましょう」と自分に説明しました。おそらく耳鳴りに関してはMRIを撮るのが一般的な治療のフローなんだと思います。


自分は「大げさだなぁ。腫瘍なんかないよ…でもまぁ時間もあるしMRI撮ってもらうのもいいか。初めての体験だし」という軽い気持ちで、1週間後のMRI検査と、2週間後の耳鼻科の診断2回目(MRI検査の結果に関する診断)を予約しました。


(つづく)


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